兵子(へこ)帯は、男性や子供の帯と、思っていた時期がありました。
今は若いお嬢様が、ゆかたに上手に、取り入れたりしています。。。
兵子帯とは、
明治維新に、軍服が洋服に変わった時に、薩摩の兵士たちが、白い
反物に、刀を差したことが、始まりと言われています。
私には父の兵児帯姿が、記憶にあります。
きものをまとうのも、帯を締めるのも、なめらかな手つきで、短時
間できもの人に、なっていました。。。
そして、それは日々の暮らしの、ありきたりの光景でしたが、私の
心に残る父の思い出です。後年まさか自分が兵子帯を、愛でるなん
て、驚きです!
父は、ただくるくる巻くただけの、兵子帯でしたが、私は長さが十
分にあるので、前胴帯にお花を作り、背面を角だし風に、結びまし
た。 ちょっと色香漂う結びに。。。
前胴帯の部分で作ったお花を、年賀状に挿しこもうなどと、思案中
だす。父がくつろぐと時に、使った兵子帯で、遊ぶ私がいるなんて、
たのしいことです。。。
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残り少ない霜月を大切にしたいです。
衣香(KINUKA) 糸賀文音