秋のお彼岸になりました。。。
燕は春分の頃に飛来して、子育てをしてから、秋分の頃に去っていくそうです。燕の赤ちゃんの口を開けた光景は、とても微笑ましく可愛いい。。。もう燕は帰って行ってしまうのですね。
20年以上も前のこと、ストレス解消のひとつに、絵を習っていました。ある時キャンバスではなく、帯地に絵を描きたい旨を、先生にお伝えした所、快諾してくださった!3本は自分で描き、お地蔵様の帯も描きたかったのですが、その頃先生はご自分の命の終わりが近いことをご存じで、お願いをためらった私がいました。 内緒で専門家にお願いしたのが、下の帯です。
法事には色無地のきものに添えて、重宝しています。。。帯地は呉服屋さんで、行き先が定まらないお品のようで、有難いことに安価で私の元へ、飛来!
先生のご指導の下で描いた帯たちは、下手くそですが伯母は、「一生の宝物になるわね!」と喜んでくれました。他にも喪の黒地帯に、刺繍をして頂いたり、自分で色をさしたりして、涙をこぼす場面以外に使えるような、帯へと変身させました。。。こんなお遊びが、大好きです! 不夜城の主は、そろそろオサラバせねばと、老化していくわが顔をながめながら、想う私がおります。
秋分の入りに、絵の先生と伯母の笑顔が、浮かんだ朝でした。。。