雲一つない青空、遠くに見える山肌の面白さに、しばし佇む。。。

今年も光陰矢の如しでした。こんな言葉も「光陰人を待たず」 月日は人を待ってくれない・・・。厳しいお言葉が、薄い胸に刺さります。

子供の頃、師走だけはお手伝いした記憶があります。その他の11ヶ月は、のんびりこんと暮らしていました。多分、お歳暮だった思いますが、知人や親戚などへお届けして、いつも「海老鯛」を、お駄賃を頂いて機嫌よく、ご帰宅していました。。。

祖父・父・親戚のおじさんたちがついてくれた「お餅」の美味しかったこと! お供え餅、そしてお雑煮用のお餅、かき餅(お餅に青のり・ゴマを入れてつき、薄切りして乾燥させます)・大福餅・からみ餅なども作られました。その日から暫くは、座敷にはお餅が並べられていました。かき餅は網に入れられて、天井に吊るされて、火鉢などで焼いて、食します(美味しこと) 子供たちはお餅を粘土のように、こねたり、丸めたり、楽しい時間でした。

今でも、たまに杵の音を耳にすると、1年の終わりと、大人たちとの関りが、とても良いものであったかを、再認識させてくれます。。。

 

 

微かに、「天使の梯子」が、ご覧になれますか?

そして、毎秋呉服屋さんが「白生地」を持って来られ、自分の好みの地紋を選び、好きな色に染めて頂きます。きもの・羽織・コートなど様々なものに。。。お正月の晴れ着としてまといました。その頃はきものには今程の興味を持たず、地紋や色が自分の中では、大切でした。

後年、お蚕さんの素晴らしさを知りました!

長期に渡りまとっておりますが、心地よく今でも大切にしております。

 

写真に写っている「天使の梯子」は、縁起の良いものだそうです。

虎年が、良いお年になりますように。。。