昨日は、夏の花嫁衣装のことを書かせて頂きました。花嫁さんは美しいですね。それは、今も昔も同じだと思います。

だだ、昔の花嫁さんには、通過儀礼がありました。既婚者と未婚者が歴然と判明してしまいます。

①お歯黒  ②眉剃り(武家の妻は産後) ③ヘアスタイルが島田髷→丸髷

 

 

 

お歯黒は、まずは白い歯を染めて、「二夫にまみえず」との誓いの意味あいがあった。黒は何色にも、染まらない色なので、貞操を意味した。お歯黒の成分は、鉄奨水(かねみず)と五倍子紛(ふしこ)からなっていて、五倍子粉に、含まれるタンニンには、虫歯や歯槽膿漏の、予防などの効果があり、お歯黒は優れたオーラルケア用品でも、あったようです。

1870年(明治3年)、政府から皇族・貴族に対してお歯黒禁止令が出され、徐々に民間でも廃れたが、大正時代にはほぼ完全に消えたそうです。

お歯黒や眉剃りせねばならぬ時代に、女性として生を受けたら、恐ろしいことです。

アッシの顔に 眉ナシ、黒い歯、が存在したならば、しこめ(醜女)顔、全開状態に!  この時代に生れてこれたことに、感謝だす。。。

 

きものに限らず、日本の文化すべてに、魂が込められていることを、改めて感じました。 神様への感謝も、皆が持っていた!