きものには、「白日傘」が、私の定番のおしゃれでした。長いことその日傘を愛で、ある時ご引退をして頂きましたが、ほかさずにおりました。

 

 

べっぴんにするために、その日傘の外側の布を刷毛で黒く塗り、内側には薔薇の絵を描いてみました。即、恋仲に。白へのこだわりは、泡沫の如く消えた! (C調な私)

ある時、薔薇傘と共に電車に乗り込みましたら、バラをたくさん、英字新聞に無造作に包んでかかえる、カッコ良い男性が、いらした!

染め重ねた黒い傘は、地厚になり傘を締める紐が短くなり止められず、つぼめても中が見える状態でした。

その男性は、内側の絵が気になるらしく、ずっと眺めていらっしゃいました!恥ずかしいやら、うれしいやら。、。、。

でもね、私はその花束の行き先が、気になりましたyo   その後、ドジをして車中に置き忘れ、出てきませんでした。

 

丹精込めた薔薇の傘、美しさを増して、今も心におります!