所用で訪れた青森県で、小川湖湖畔に佇んでいる「寺山修司記念館」へ立ち寄りました。三沢出身の寺山さんの記念館は静かにたたずみ、館内は大変個性的で洗練されていました。

 

 

「当代屈指の14名のイラストレーターが挑む寺山修司の言葉」というコーナーがあり、吉岡里奈さんが選ばれた言葉に、関心を寄せました。。。

 

 

吉岡さんの言葉。。。

私も化粧する女が好きです。今回この言葉を選んだのはまさに自分が当事者だからです。毎日youtubeで女の子たちがお化粧する動画を見ています。そこで学んだテクニックを自分でもやってみます。アイラインの幅一つで顔が変わります。容姿コンプレックスが強かった私がそんなことで少し元気になれます。楽しそうにメイクをしている女の子たちを見ていると仲間意識や愛おしさを感じます。

女性は古来男性に「選ばれる性」でした。美しくなければいけない。という強迫観念が当たり前に内面化しています。私が選んだ寺山修司のこの言葉は男性に選んでもらうため化粧ではなく女性が自分で人生を切り開くための武器として化粧というもの語っているところに共感しました。

 

美しくなりたいという気持ちは、いくつになっても、失せません。。。

さらに、心も美しくありたいという欲望も、消えず。 究極な欲張り者です。 -私ー