以前は背面を飾る帯の文様で、季節感を出すのが好きでしたが、気付くと、それにこだわる私は消え失せていた! 20年前に4・5本の無地の帯地を専門家に染めて頂き、思いを描きました。

そんな中の1本は、もみじ。。。

 

 

なぜか、鶯色の地色に、赤でも黄でもない紅葉を描いています。秋の華やかな紅葉の色も好物ですが、春の若々しい紅葉を選択している! その当時のハッキリした意図は失念していますが、窮屈に考えずに、秋にも締めてみようかしら?

 

 

 

桜前線は南→北、紅葉前線は北→南、 ある意味公平な日本が素敵ですね。

お花見は、桜の木の下でお酒やお料理を食しますが、古人がたのしんだ紅葉狩りは、色づいた葉から漂うえもいわれぬ良い香りが、おご馳走だったのかしら?

紅葉した森の中のお散歩は、冬に向かって免疫力が上がるとも、言われています。

落ち葉を踏みしめて、目は色、耳でサクサク音を感じながら、秋を感じるのもよいですね。