今日の断捨離は「本」、職業上一番多いのが「きもの本」、次に「料理本」で,過ってはよく料理をしましたが、最近は隙間時間に、レシピ不要料理を作っています。私はシンプル料理は好物ですが、家族はどうなのかしら(笑) そんな本に紛れて好きな「東京に暮らす」が出てきました!

 

 

イギリスのキャサリン‣サンソムさんは、昭和初期に外交官の夫と東京暮しを約10年間されていました。庶民の人間観察、あたたかい文章とお洒落な挿絵で、楽しませて頂きました。(このご本のことを書かせて頂くのは、2回目でしょうか?

 

夫人の感想の一部、

昭和初期の日本の老人は、他の国に比べて「気品」があり、素敵な老人に出会わない日はないくらいとまで。日本人の人生観は年とともに丸くなるのではないかと。

不思議なことに、日本の子どもは甘やかされても駄目にならない。

夫人の日本人の長所

優れた伝統文化を持ちながら、西洋文化もとりいれていること、古い文明と新しい 技を巧に接木している。

人々が穏やかで、落ち着きがあり、自然を愛し自然の中に生きている。最小限度趣味の良いものに囲まれて暮らす日本人を、夫人は羨ましがった。

短所は、

人間関係が前近代的である。

自由意見を述べ合ったり、相手の意見を批判する風習がない。

外国に対して無関心である。

 

夫人の見識力のすばらしさ! 昭和初期の日本人の良さ!

背景には、戦争の足音がしていた頃かもしれません。今、取り入れることが可能な良い所は、日常生活に取り入れて、みたいと思いました。