友人が手掛けたきもの本「着物女のソコヂカラ」(過去ブログの再投稿)

 

― 着物のある日常を生きた芸者の裏舞台 「流れる」 ー

原作 幸田文さん 1955年出版

何気ない言葉やしぐさのすべてが、自然と体に馴染んでいてまるで本物の芸者置屋を

のぞき見している気分にさせてくれる映画だそうです。。。

 

 

 

 

部屋いっぱいに広げて虫干し風景や、すすめ上手な呉服屋さん 相反して財布の紐の

堅い芸者さんたちの、懐事情など。戦後時代背景が変わり、スポンサーがいなければ

着物一枚買うのも大変だった・・・。

 

 

 

 

この頃、ひとりの旦那がすべてをまかなうのではなく、「着物旦那」「帯旦那」・・

何人かで面倒みていたかも???

 

 

 

 

映画に出てくる芸者さんたちの着物は、シンプルな絣や縞網目模様の小紋などで

玄人っぽいものは少ないが、女将山田五十鈴さんが外出の時に締められた、青海

波アレンジ帯が、圧巻のようでした。。。

芸者として生きるほかない! まさに、「着物女のソコヂカラ」

 

(ご本の着物解説は石田節子さん、写真は映画画像であません)

きもの着付け教室 衣香