98年前の今日は、関東大震災が昼頃にありました。地震の凄さ・悲惨さなどを語ってくれた祖父母をはじめ、被災された方々の多くは亡くなられていると思います。その後大きな戦争もありましたが、現在私がのん気に暮らせるのは、数珠のように繋がっている命の存在があったことを、遅まきながら感じました! コロナ禍でも生かして頂いていることに、深く感謝いたします。お昼近くになりましたら、被災された方々の、ご冥福を、お祈り申し上げたいと存じます。

 

また、毎年この時期になると、書きたくなることがあり、「ゆき合いの空」です。 季節が夏から秋に移行する頃の、暑気と冷気が行き合う空のことで、ささやかな空の変化を、楽しみにしております。

 

アレンジ半幅帯結びと、秋着物への思い!_f0205317_1684665.jpg

 

 

ふと、鴨長明さんの「方丈記」の一文が、思い出されました。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

この世に生きている人と、住む場所は、この流れと泡のようである!

 

執着を持たず、この世の中を「さらり」と、生き抜いてみたいで、ござる!!