立秋 / 初候 / 涼風至る / 8月7日~11日
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」
古今和歌集・藤原敏行。田んぼには、トンボが飛び交い始めます。
枕草子の清少納言ではないが、「にくきもの・・・」 一生懸命にまとい、いざ出陣! と思った途端。「お待ちよ」とばかりに、ドアノブに、引き留められてしまうことがある・・・。
ある時には、お太鼓の端! 形が歪み酷い帯結びに。別の時は、きものの袖口! 袖口はかなりの痛手(破けるなど)をこうむることが、ある!
大きなL字型の取っ手、家の中のあちらこちらに、散在している。
「悲しいね!」 自分の雑さも含めて・・・。 この胸痛む経験から、きもの着付け終了から、玄関を出るまでは、気を抜かぬよう、心掛けております。
朝夕の風は、涼風かしら?