「紅鏡」は、太陽という意味で、私の好物言葉であることを、昨日のブログで。もうひとつ、今度は鏡つながりで、記憶にあるのが「初鏡」
初鏡とは、新年に初めて鏡に向かって化粧すること。初化粧。お正月は「初」のつく言葉が、オンパレード! 「初日の出」「初詣」「初笑い」「初日記」・・・
昭和の時代の暮から三が日にかけての、美容院は活気があり、晴れ着で初詣する方々のために、徹夜でごった返していた!
梅や紅人の気(けはひ)の初鏡
唇をなめ消す紅や初鏡 ともに上島鬼貫
私の場合は、しこめ隠しのため、ほぼ365日鏡さんにはお世話にはなっております。確かお子が小学校1・2年生の頃、「お父さんのお仕事・お母さんのお仕事」という宿題があった! なぜか、父の仕事はきちんと把握していたのに、母の仕事は、「お化粧とボクの机のおかたずけ」のみであった! 家事より化粧の方が、、、ショックでした。
不自然な笑顔でお尋ね申した。家事をしていることを、お子にご説明。書き直しを懇願したが、あちらはごく自然な笑顔で
「もう遅いの! 宿題は学校でしてきて、先生に見せちゃったもん!」
その頃の私、誰よりも早く起きて、密かに化粧していたのに。お子は覗き見していたのかなー。 友人話したら、
「先生は化粧に命かけ、あの程度と思ったかも」 大爆笑の後、トホホ。
今朝も鏡さんのお世話になりながら、可笑しい思い出がお出ましくださった。
私以外の人には、もう化石話になっているだろうなあー。