コロナ騒動で手洗いの回数が多くなりました。アルコールが手に入らないので、石鹸を使ってよく手を洗っています。ふと脳裏をかすめたのは、昔の石鹸はどんなものだったのかしら?
桃山時代に伝来して来たしゃぼん(石鹸)は、江戸時代は医者が医療用に使うくらいで、庶民は主にお米のとぎ汁や灰汁(あく)を洗剤として使った! 石鹸の一般家庭への普及は、明治時代以降になってからだそうです。日々の暮らしにあるものを、有効使っていたのですね。
お米のとぎ汁は、炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラルなどを含み、漬け置き・掃除・美容などに使える。
灰汁は、植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液で、アルカリ性で、昔から洗剤・白剤として、また染色などに用いられた。
ちなみに、江戸時代の「きもの一生」は、だんだん格下げされるが、雑巾では終わらない! ボロボロの布になったら、風呂釜などで燃やされる燃料となる!