薄曇りの空を見上げ、こういう朝も、いいなぁー と。
日々、きものに思いを寄せて暮らしており、まるで恋人のようです。好きなきものを仕事にした時、もし挫折したら、きものを見るのも嫌になるのでは、恋人を失いたくなかった。他の事にも関わりましたが、いつも気持ちが、きものに戻されてしまった!
姉が「いろいろな趣味を持ちながら、若い頃から手放さなかったものは、きものね。」
その一言が、決断をせてくれ、修行が始まった! 不器用で人様より多くの時間を要した。その頃から、いつも心に置いていたのは、
「主役は、きものではく、まとい人!」、
そして、「着付け師も、脇役!」
まとわれる方が苦しくなく、笑顔人にして差し上げたい、そんな着付けを、目指して来た。
きものはまとってこそ、輝きを増すのであろう!
着付けも、着付け講師も、脇役という自分の思いを、改めて噛みしめております。