美しい夕映えを待ちながら、ブログを書き始めました。。。

衣香では、二重太鼓のマスターに、熱風が吹いているお教室があります。余りの真剣さに、帰宅後、即、受講生達はお昼寝ではと、老婆心を抱く私でござんす・・・。

 

 

写真は、刺繍が施されたお母様のお形見の重たい袋帯で、お太鼓の部分に畳みジワが出てしまうので、調整を図りながらの挑戦でした。お太鼓の底とタレの模様が、見事に繋がっています!

袋帯でも、名古屋帯でも長短があり、まとい人の体型、感性などが交錯して、それが個性として、味わい深さを醸し出してくれます。

「私、出来ない!」そんな声がすると、皆であーだ。こーだ。口角泡飛ばす(笑) 私も熱が入ってしまいますが、お稽古終了後は、皆の爽やかな笑顔が、私の心のご馳走で、喜びとなっております。(受講生達に感謝です!)

ハレの日(礼装をまとう日)、数えるほどです。特にケの日(普通の日)のきものを、苦なくまとえることを、目標にしましょう!

二重太鼓は、礼装用の帯だけでなく、しゃれ袋帯にも同じ技法ですので、確実にマスターしておけば、鬼に金棒ですたい。

いつのまにか、夕映えは墨色へと、鮮やかさを失っていった・・・。