昨夜は、ほんわか柚の香りがするお風呂に入った。

知人たちと、昔の年末年始のきもの話をしたことが思い出される。年末とお正月の美容院は、ごったがいしていた! お正月は初詣や、仕事初めにはきものを、まとった! 子供はアンサンブルきもの(きものと羽織がお揃い)。初仕事は、朝早くから美容院へ行って、髪を結ってもらい、着付けもお願いして、てんこ盛りのおしゃれをしたのは、私だけかしら(笑)

 

 

 

お正月だけでなく、毎日がきもの暮らしは、いつ頃だったのだろうか? 今やきものをまとっていると、特別な人と、思われがち? 明治維新後、洋服は花街から、上流階級の女性、女学生、職業婦人へと、でも一般の主婦たちは、きものをまとっていたそうです。

「関東大震災」で、洋装化が加速! さらに「太平洋戦争」で、贅沢は控え、パーマはNG! きものは、もんぺになったり、食料不足の時は、物々交換されたそうです。

高度成長期には、余裕ができ礼装のきものが中心になっていった、月賦などで主婦たちが、高価なきものを手にいれやすくなったが、箪笥に寝かされてしまった。

今のリサイクル品は、この頃の冬眠きものが多いそうです。

大地震・大きな戦争の混乱時は、きもので逃げまとうのは、大変なことであった思います。きものの歴史には、辛く悲しい時代背景がありました。

 

今、特にケの日(普通の日)に、時々きものをまとって頂きたい! と思う。 少し手がかかるけれど、まとった時の高揚感は、得も言われぬものがあります。 リサイクルきもの、大いにご利用くださいませ。

 

着付けは、きものがまとえるようになるだけでなく、学びがたくさんありますよ。