今は昼下がり。空には雲ひとつなく爽やか、でも猛暑です!
今夏は猛暑で虫干しをする機会を,逸してしまいました・・・。2~3日晴天が続き、湿度が40〜60%、気温20度以下の環境下が、虫干しには良いようです。
昔の庶民は、多くのきものを所持できなかったために、季節に合わせて、重ね着をしたり、きものに綿を入れたり、出したりしたそうです。旧暦の四月朔日(一日)に、着物などの綿を抜いたそうです。ちなみに四月一日は「わたぬき」とお読みするそうです。 通年同じきものが、活躍!!
虫干しが必要だったのは、上流階級の方々のようで、箪笥を持つことができたのも、上流階級の方々でした。庶民はきものはたくさん持てないし、ましてや長屋暮らしでは箪笥も、無縁のものと類推いたします。
今は、きものや帯はリサイクルショップでは、驚くほどの安さ! 箪笥がなくても、収納機能に優れた商品は数多あります。本当に物には恵まれ、おしゃれも大枚をはたかずとも、楽しめます。
昔の方々の物を大切にされた精神は、見習いたいと思います。。。