窓の外では、強い風が遊ぶ!洗濯物は舞い上がっていますが、そんな春の予感させてくれる光景が、うれしくもあり、面白くもあります。。。

コロナが落ち着いてきて、順調にお稽古は進んでいます。受講生たちの「きものまとい人」への熱い情熱が伝わり、私もしっかり着付けの先生せねばと、無言の覚悟しています。

今日は「一重太鼓と二重太鼓」のお話をさせて頂きます。

 

 

一重太鼓は、名古屋帯で結びます。(上記写真)ケの日(普通の日)の場面や、不祝儀の際には、不幸が重ならないようにと、一重太鼓が一般的だと思います。

二重太鼓は、晴れの日(特別な日)の場面で登場します。一重太鼓より格が高いとされていて、名古屋帯よりは地厚で格調ある袋帯で、喜びが重なるようにという意味があり、たれを二重に結びます。留袖・振袖・訪問着などの礼装に用い、結婚式・卒業式・入学式などの、おめでたい場面で活躍します。

ただし、袋帯の中にも「しゃれ袋」という帯があり、たれを二重に結び、礼装ではないきものに合わせます。仕立て方は袋帯と同じですが、 礼装に向く重厚な柄や金銀糸などは用いず、軽めの柄ゆきで、個性的であったり、趣味性の高い帯です。

 

このブログをしたためている内、雨がバラツキ、強風はおとなしくなりました。自然の摂理は面白いですね。