最近、七五三とそのお母様方のお着付けの依頼が、増えてきました。。。コロナが落ち着いてきたことも関係しているかもしれません。大切な通過儀礼に際して、お着付けをさせて頂けることは、大変嬉しいです。

七五三のお着付けをさせて頂く際、いつも感じるのは「家族愛」に満ち溢れていることです。。。。七五三のおきものが、幼い日のご両親のものであったり、お母様のお召し物が、若き日のおばあ様の訪問着であつたり、毎年心温まる場面に立ち会わせ頂いております。

以前お若いお父様が嬉しそうに「このきものと袴、私が着たものです。」と目を細められたことがありました。未だ脈々と行われているリレーきもの、必ずご家族の満面の笑みあり、私の胸まで、キューンと。。。

また、お母様から7歳のお嬢様に、昔風のおはしょりをたっぷりのお着付けにしてくださいという、ご希望を頂き、本当に可愛いおきもの姿でした。

 

 

今年は七五三には該当しない、まだ年端も行かない幼いお嬢様が、お着付けを始めようとした私に、

「お母さん、綺麗にしてあげてください。」 と、

「なんて、かわゆいことを!!!」 言わはるのと、感動いたしました。

若い頃は、通過儀礼(お宮参り・七五三・成人式・結婚式等)に関心がありませんでしたが、きものは「心」「成長過程」などを見せてくれて、当事者だけでなく家族にも、心の引き締まりを与え、喜びをももたらしてくれます。。。

「晴れの日」のお手伝いをさせて頂きました。 (万謝申し上げます!)