今朝の空は秋らしく、穏やかです。車中からの遠目の富士山は、まだ白化粧もせずに、いつもながらの美しさと優雅さを、見せてくれて、うっとり。。。

ある日のお稽古風景からです。

受講生は身支度を終え、お稽古にいざ出陣! という場面に、ウ!、腰の辺りに異変が、なんときものの縫い目が、裂けた! 慌てて他のきものをまとったそうです。縫糸の劣化が原因のようでした。それでもきものでお稽古に参加してくれたことに、糸賀、敬礼です! 

 

 

きものは、コストパフフォーマンスが高いと言われております。確かに解けば、八枚の長方形の布の集合体です。 身ごろ×2 袖×2 衽×2 衿2枚(地衿+共衿) これらが糸で縫われていて、布が破けなければ、きものとして、何度も再生できます。。。

糸が経年劣化で弱くなり、ある日突然、「プッツン!」

お裁縫が達者な方ならば、ノープロブレムですが、私の場合は小規模修復ならば良いのですが、大規になると、二の足を踏んでしまう・・・。

和裁の必須時代が過ぎてからの育ちで、家族にはお針子姉さんがたくさんおり、不器用な私の出番はなく、そんな環境に甘んじていた自分を、今は後悔しております。

こらから私の生活にもご登場下さるであろう「プッツン!」

「あなたなら、どうする?」

懐かしいいしだあゆみさんの魅力的なお声が、聞こえてくる! 

今、私の脳裏で渦巻いていることが、糸プッンとリンクしそう。。。

また、眠れぬ夜が・・・。不夜城城主ならぬよう、気を付けねばと反省しつつも、思い沸き立つ!(困ったもんだネ!!)