早朝のスーパーへ、潜入!

サラリーマンらしき方々で混雑、昼食のお弁当などを買い求めている様子でした。人間模様の観察は、楽しい。。。

帰宅後、虫干しを兼ねて部屋に掛けてあるきものの、揺らぎを眺めながら、特に袖での動きに目が留まりました。

「誰が袖(たがそで)」という美しい言葉が、思いだされた!

 

 

古今和歌集 詠み人知らず

「色よりも香こそあはれと思ほゆれ 誰が袖ふれし宿の梅ぞも」

梅は色よりも香りの方が趣深く思われる。 宿の梅に誰かの袖がふれて、移り香が。。。そんなような感じです。が、今はもう初秋、私こそ、季節遅れの無粋人のようでござる・・・。

誰が袖とは、匂い袋のことです。きものの両袂の袖付けから下の、袋のように垂れた部分の中に、匂い袋いれたそうです。この「誰が袖」は室町時代後期に流行したとか。。。

今日は「誰が袖」のお話でした。