暑いのは嫌ですが、透ける夏きものや帯からは、涼風が受け取れます。。。そこで、私の世界に登場されるのが、俳人の鈴木真砂女さん(1906〜2003)です。
私の好物俳句は
「 羅(うすもの)や 人悲します 恋をして」
真砂女さんの生き様がドラマチックに、読まれています。明治39年のお生まれ、明治・大正・昭和・平成を、真っ正直に生きられた方と類推致します。 羅の特徴は、隙間があり涼感が添えられた色香が、漂う!繊維の間隔が大きいために、一般的にはきものではなく、帯や羽織に使われています。
「単帯をとこ結びに日曜日」
俳人でもあり、東京・銀座で小料理店「卯波」を営む女将さんでもありました。多分休日は「をとこ結び」で、ゆったりとすごされたのでしょう? 「片ばさみ」を結ばれていたのかしら?
そうそう、この句も好きです。。。
「夏帯や一途といふは美しく」
激しくも美しさ感じる真砂女さんの世界は、素敵で憧れる!
以下は、おまけでござんす!
「をとこ帯結んでみるも風吹かず」
文音のつぶやき・・・。