紫陽花と雨は、お似合い、そして、俳句にも。。。
松尾芭蕉さんの句
「紫陽花や帷子時(かたびらどき)の薄浅葱(うすあさぎ)」
僭越ながら、紫陽花が咲き、夏衣をまとう季節がやってきた紫陽花も夏衣も同じ浅葱色。
そんな意味のようです。
浅葱色は藍で染色した時「薄い藍色」のことで、葱(ねぎ)の色にも似ていることから「浅葱色」と、呼ばれたそうです。先人たちの感性は素晴らしいですね。
紫陽花は、いろいろな思いを交錯させる、得も言われぬなお花!
もう一句。。。
「紫陽花や昨日の誠今日の嘘」
正岡子規さんの句で、
移ろいやすく定まらないのは、紫陽花だけでなく、 人の心もまた同じということでしょうか???
なぜか、好物俳句です!
好物と言えば、若い頃まとっていたゆかたは、紫陽花柄でした。
「母さん、わたしのあの紫陽花のゆかたは、どうしたでしょうね・・・」