曇り空に輝きが加わって、早く散歩へと誘われてるようです。。。

年賀状と年末に頂戴したご遠慮通知を、整理しながら寿命の長さに驚きました。そんな中に107歳の方の訃報があり、お葉書の主様が思い出されてきました。以前は素敵なお店を経営されていました。店内は和風で、インテリアや小道具に、手持ちのきものや帯を変身させていました。包装も手作りで、温かくおしゃれでした!このようなおもてなしの心地良さが、また、お尋ねしたくなる気持ちを、抱かせてくれました。。。

 

 

お店の主さんはほとんどきもので、それも普段着使いのお母様やご自分のきものでした。着姿には「センスの良さ」と「気負いなさ」が漂っていた!寒い時期は真綿を薄く腰に巻かれたり、お母様の手作りの簡易半襦袢のご利用もされていました。惜しみなくきもの情報をお与えくださった。きもので商談に行かれると、取引先の対応が違うと。。。手持ちのものを大事にされ、フル活用されていました。

温かさの伝わる包装への感動をお伝えした所、店主さんは微笑みながら、インテリアも包装も経費節約のための秘策と打ち明けくださいました。センスの良さが前面に現れ、優雅さをも漂い、ものを大事にする知恵と工夫は、快適な空間作りの一役を担っていました。

ある時、あっさりお店を閉められた!パソコンを始められて、在宅のお仕事へと切り替えられました。今思うことは、お母様の介護のための、転職だったのではと、勝手に類推しおります。凛として泣き言を吐かず、すばらしい!

長い人生を、一針一針丁寧に縫うような、人生だと思います。。。