お稽古で「貝の口」「矢の字」「吉弥結び」の3種類をお稽古いたしました。昔の雰囲気を漂わせながらも、ペタンコで型くずれせずに、大人の香りを漂わせています。細かいテクニックを内蔵している結びに、挑戦しました!

この3種類の結びは、たれを上にして結びます。

今風の半幅帯(小袋帯・ゆかた用帯)は長尺帯ですが、昔からある半幅帯に多い、3m60cm以下の長さの帯の方が、扱いやすいです。

受講生たちは、昔の結びに、初挑戦!

左 「矢の字」 今風の長尺帯
中央「矢の字」 お母さまからの短めのリレー帯
右 「貝の口」 ミンサー織で、胴に4回も巻けた長尺帯

シンプルで簡単そうですが、実はバランスのとりかたが、難しい結びたちです!

 

 

初めての結びに難儀していましたが、でも、間違いなく昔の香りがする結びの、虜になりそう!!

 

 

「吉弥結び」
江戸時代前期の歌舞伎役者・上村吉弥が結び始めて流行した結びで、吉弥は美貌にもめぐまれ、舞や所作事にも優れていて、京で活躍された方です。

嬉々として、挑む受講生たちの姿は、私の「心のおご馳走!」になっています。 (感謝!)