以前、日本舞踊を学ばれている方からのお悩みを、ブログに書かせて頂きました。

お稽古時はゆかたで、『男踊りなど、激しい動きが多く、いつも上前の褄が下がってしまう・・・。』

愛用されている、「ゆかたと半幅帯」で着付けのプロセスを拝見させて頂きました。ゆかたのサイズが大 き く、上前の衿先に腰紐が全く掛っておらず、外れていました・・・。

 


 
   上前の衿先が、腰紐に掛っていない!_f0205317_1425314.jpg
衿下(褄下)の標準寸法は、 身長の1/2 + 2~3cm 衿下の寸法は大事なポイントです。

腰紐より上にある、上前の衿先を腰紐にからめて、安定させることをご提案致しました。

下前の衿先は、腰紐が掛っていなくとも、心配はいりません。

腰紐の締め方が、ゆるい!

半幅帯が後ろ下がりで結ばれている!

それらのことも、ご指導させて頂きました。。。

その後、お稽古で激しく動いても、上前の衿先は下がることはなく、また、後ろを高く結んだ半幅帯は

体に吸い付き、気持ちよく感じられるそうです (^^♪

 

上前の衿先が、腰紐に掛っていない!_f0205317_1437491.jpg

 
今回ご相談頂いた方は、ゆかたではなく、きものでしたが、前回同様にきもののサイズが、大きくて上前の衿先が、腰紐に掛からない!

腰紐より上にある、上前の衿先を腰紐にからめて、安定させることをご提案致しました。

あと、衿先をからめずに、 腰紐をもう1本使う!

衿先のある位置に、腰紐を掛けると、上前の衿は固定します。 こうすると、サイズが大きい場合は、長いおはしょりの処理にもなり、スッキリとした「おはしょり」が、出来上がります。 

 

マイサイズのきものばりではなく、合わないサイズきものに、挑戦されるのも、お勉強になりますよ!

「お試しあれ」

お写真はモデルの、ジェマさんです。