私がご尊敬申しあげている和装研究家・エッセイストの中谷比佐子先生が、6月9日のユーチュブで「着物の色の格」というテーマでお話されています。造詣の深いお話でした。・・。。。

「色には格がある!」

先生が疑問を持たれたのが、オリンピックのメダル授与式には、若いお嬢様の美しいお振袖姿ではなく、紺(藍玉)のユニフォームになるとか。藍玉は、労働着やジーンズなどの普段着に用いられる色だそうです。

格の高いものは山藍といい、山で出来る藍を使って染色されます。色と階級のお話もあり、日本人は色を大切にする民族で、草木染が増えていったようです!

オリンピックのお振袖のお話、夏のきものがなかなかない? とか。

 

 

私の普段着のきもの姿ですら、レストランなどでは、丁重にもてなして下さいます。ましては、世界に発信する大舞台、外国の方々は日本のきものの美しさに、感動されると思います。透け感のある夏きものは、大変魅力的で、暑さを吹き飛ばしてくれます。目にお正月が来ますよ! きものが存在するオリンピックであってほしかったです。開催されるのでしょうか?

 

また、中谷先生は竹染めの白い絽ちりめんのきものをまとわれていました。 こんな面白いお話も。かってお妾さん、そうゆう方は、木綿のゆかたは、「野暮ったい!」と、素肌に絽ちりめんをまとわれ、気持ち良さを楽しまれた! それが、ちりめんゆかたを流行らせた! 先生も実際にまとわれ、同じご感想を持たれ、昔の女性はおしゃれ上手だった。 とも。

 

聖徳太子の冠位十二階、養老律令、などの色のお話。皇族の方々のお衣装の色。衿合わせ(昔は偉い方は左前)などなど、盛沢山です。 ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

COLORIAM/カラーリアム