暑さ極まる日々が訪れ、中年までは嫌いでした西瓜が、なぜか好物となり、暑い日は、恋しい。。。

きものにふれながら、たたんであるきものは、一枚二枚と数えますが、まとっているきものは、どう数えるかしら? ふと疑問が、フツフツと。着物伝承家・早坂伊織様のご著書を参考にさせた頂きました。

 

 

きもの:たたんだ状態のものは、「枚」が一般的。 人がまとっているきもの「着」と表現する場合もあるそうです。 また、晴れ着などに用いる、一揃いの紋付羽織袴や束帯を、セット数える場合は 「着」。 なお、紋付羽織袴 + 付属品 「揃い」     女性の打掛や十二単 「領」

 

帯:通常は「本」、細長いものを意味する「条」「筋」と数えるこも。 広げた兵児帯は「枚」 帯地の状態でしたら、「枚」「反」でも数える。

履物(足袋):左右合わせて「一足」、片方のみの場合はいずれも「枚」。古くは束帯などで、二つで一対のものを、数える時は「両」が使われ、「襪(しとうず)」と呼ばれる足袋の原型とされる、親指が分かれていない履物は、今も「両」で数えるそうです。

扇子:閉じた状態では「本」、広げた状態「枚」

上記の数え方は、時代によっても異なり、本来の数え方を中心に、現在一般的に用いられている数え方をご紹介くださっています。(早坂様に感謝致します。)

日本文化は、奥が深く面白いですね。

熱中症にご用心くださいませ。