「結び葉」という言葉に、胸が躍る!
四方から枝を伸ばした若葉が、幾重にも重なり、陽の光に透けけたような、私の好物風情と、散歩の途中に出会えた。
(少し早いかな。私には結び葉に見えたのです。きもの同様、季節先取りという事で、お許しくださいませ。)
私はなぜか、結び葉に「命」の繋がりを感じます。葉陰にはご先祖の皆様、瑞々しい葉には、未来の命が宿っているように思えるのです。今朝は、遊ぶことも、喧嘩することも、会うことも、叶わなかった兄のことを、思いながら散歩しました。
終戦後の混乱時に誕生、この世に存在したのは、たった二時間だったそうです。質素な暮らしの中で、神仏と子供を大事にした両親に育てられ、形のない存在を、おぼろがながらに、意識して大きくなりました。もしかしたら、今頃の季節に旅立ったのかしら?
今朝、気がついたことがありました。幼い頃母がよく
「兄弟は五本の指、仲良くするのよ。」
四本じゃんと矛盾を感じていたが、母はおっぱいをたっぷり飲ませてあげられなかった兄を、ちゃんと数に入れていたのだ!!
「結び葉」が、教えてくれたこと。。。