暦の上では「草木萌え動く」時期に、叔母が暇乞いしてしまった。きもの好きで、綺麗好き、そして、おしゃれだった! 若い頃に叔母のきものの趣味を真似て、仕立てたきものが数枚あります。

 

 

時節柄、身内だけでのお別れにするそうです。通夜の客としての叔母は、いつも色無地のきものに、黒羽織をまとっていた。私も、色無地のきものに、黒共帯、そして、黒羽織でと決めた!

伯父・伯母・叔父・叔母と呼ぶ人達のなかで、最後でした。たくさんのおしゃれをして、大往生でした。本人も満足した人生ではなかったかと思います。

遅ればせながら、おしゃれの大切さを感じている日々があります。叔母をお手本にしたく存じます。

「おつかれ様でした。」