今日は「帯揚げ」のお話です。
きものや帯は、肉眼では確認できない、背面の作業があります・・・。
長じゅばんやきものの背面では、衣紋・背縫い線・シワなどが、気になる所!
帯は、初めは背面でのプロセスが、なかなか想像が出来ず、戸惑いを覚える!
くりかえしの練習で、ひとつひとつの作業が、手順よく出来るようになる!
そこに到達すると、次の関所が待っていてくれる(笑)
「帯揚げ」を、なかなか綺麗には結ばせてくれない!
「帯揚げ」は、帯枕や帯枕の紐を隠すお役目。この細長い布が曲者で、初めは帯枕の上線に簡単には掛からない! お太鼓結びの帯揚げは、たれの中で掛けなくてはいけない。
帯揚げの上部を両手で持ち、枕に掛ける際に、帯の幅よりも狭く持ち、指先で掛ける!
帯の上から、ほんの少ししか顔を見せないのに、刺し色になったりするので、気を病む! 帯締め同様に、コーディネートの、大事な、大事な、要である。
綺麗に結べたとほくそ笑むと、ゆるみがあったりするのだ(涙) そのゆるみが前胴帯の上部から顕著に、現れたりする!(最悪)
べっぴん帯揚げになるには、努力が必須のようであります。