笹島寿美先生の「心地よくもきれのいい きもの学」からです。

一本が模様にうまる帯なれば結びて決まる乱菊の華

過って先生はお嫁入の近いお嬢様に、自装のお着付け指導され、その思い出から帯への思いを綴られています。

お嫁入支度の帯は、黒い地色一面に大きな白い乱菊模様が、織り込まれた全通の袋帯、長い状態で見る帯は豪華、きものと対になり、お太鼓が背中で結び上がると、巨匠の名画のような威力を放ち後ろ姿を飾ったそうです。

 

 

和服の装いは、前姿と後ろでは完全に違いがあります。

前は、顔に映りの良い悪い 品格などが表れる!

後ろは、「帯は女の顔」、 模様が個性表情を発揮する!

深い先生のお言葉ですね。

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