虫の音が、人恋しさを誘う季節になりました。
私の大好きなお嬢さんは、「昼夜帯」が好物で、お会いするときはいつも角出しを結んでいます。清楚なんですが、なぜか、昼夜帯が良くお似合い! いまも好物は変わらずに???
時代劇で女性が締めている「昼夜帯」は「腹合わせ帯」とか「鯨帯」とも言われています。
昼夜帯
表と裏に別の生地を使った帯で、片側が黒の繻子(しゅす)織りの生地で、片側には白い博多織りの生地を、合わせて仕立てたものが始まりだったようです。
二枚の帯の表同士を張り合わせているので「腹合わせの帯」とも。
また黒は夜、白は昼ということで「昼夜帯」とも呼ばれ、クジラの背と腹に見立てて「くじら帯」とよばれ、両面が使え、元禄時代~戦前あたりまで作られていたとか。
昼夜帯に結ばれている「角出し」は、色香漂う! 角出しは江戸時代の歌舞伎役者から生まれた「路考結び」が、始まり。。。
色っぽい結びは、引き抜き方で角が決まります!
若い娘 角の位置が高い
年配者 角の位置が低い
帯結びひとつとっても、面白く奥深いですよね。袖の長さや、お歯黒で既婚者が解ったり、既婚者が独身を装うのは、あかんことだったのかしら???
角出しお嬢さんに、連絡してみようかしら。。。