先走ったお話で恐縮ですが、暑くなってくると、帯枕を使わない
結びをしてみたいという希望が出てきます。
写真は、銀座結び(左)と 角出し(右)です。
「銀座結び」は、
銀座のクラブのママさんが、江戸時代の「角出し」をまねて
昭和中期に名古屋帯で締めたことが始まりで「銀座結び」と
呼ばれるようになったそうです。
「角出し」は、
長さが4メートル以上の帯で結びます。写真の角出しは、「昼夜帯」
で結んでいます。 「昼夜帯」の語源は、
もとは、片側が黒繻子で片側が白生地、その色合から、「昼夜帯」
また、鯨の背と腹に見立てて「鯨帯」とも、呼ばれています。
「腹合わせ帯」とも。。。
きもの文化は、意味深くおもしろく、後を引きます。。。
小粋でおしゃれな「銀座結び」を、ぜひ習得されて、街を闊歩
なさってください。
きもの着付け教室 衣香(KINUKA)糸賀文音