やはり結城紬で外出、風邪と寝不足で写真のオメメが小さくしぼむ、でも今朝は元気になりました。。。

 

 

 

 

昨日は知人と絹(きものや長じゅばん)の素晴らしさを話しました。古いきものは長じゅばんに、きものの裏地をシーツに再生されているそうです。私自身の経験ですが、男性用兵児帯を、袖なしベスト風にして、夏は肌着の上まとい、冬はセーターの上、夏涼しく、冬あたたかく、絹の持つ底力を知らされました。。。

 

以前投稿させて頂きました「布のいのち」をよろしかったら、再読なさってください。

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恋い焦がれた着物を、やっとのことで手に入れた!  自分の手仕事で稼いで買った着物を、親に借金があるという立場では、着物を買うなら借金返済をという世間の目をはばかった。着物を仕立てるのも、人目を避け、縫い上げても手を通すことも出来なかったが、そんな着物であるが持っていると思うことだけで十分、嫁ぐ日までまとうことはなかった!

 

娯楽のない赤貧の時代には、着物への憧憬は大きかったでしょう。 遠くない昭和初期のお話です! 紡績工場の女工への出郷となっているが、実情は娼婦に売られた・・・。そんなうわさが流れたことも。貧乏が個人の責任というより社会構造であった頃のことである。

 

どんなに「布」が大切で輝いたものであったか、今の時代からは、想像を絶します!

堀切辰一さんは

『人々が貧しさにあえいでいた、ということよりも、その心が極めて、健やかでうるおいがあったと、思えることのほうが、私には大切に思えてならない』

 

「布」のある暮らしに、人の心があり。。。

 

そして昨日の私、肉親からのリレーきものを断捨離中の現在、枕カバーなどにしたら、気持ちよい睡眠に誘われそう!  そんな気付きがありました。

 

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衣香 (KINUKA) 糸賀文音