やっと、秋らしくなってまいりました。。。
「七十二候」では、秋分・末候 「水始めて涸れる」 川の上流域では降水量が減ってくると、水無川のようになることがあるようですが、水が地中にもぐり込んで流れ続けているとか。。。自然は本当に賢いですね。
きものに置き換えれば、昔に比べればまとう方が減っていますが、それでも伏流水のように、愛好者たちは「きものという川」を流れていますね。
幼い頃、「ケの日」にきものをまとっている子供は、皆無に近かったと思います。でも、お正月に着せてもらった晴れ着(姉のお下がり)は、うれしくもあり、懐かしさもあって、その情景は今でも鮮明に残っています。きものの模様までも。。。
ロングロングアゴーのお話です。
きものはいつもお下がりでしたが、洋服は年末に新調してもらいました。でも、その新しい洋服・コート・靴の記憶がありません。子供心に洋服ときものの違いを、認識をしていたのでしょうか(笑)
きものは幼いながら「心」に特別な思いを届けていてくれた、うい奴であった!!
後年自分で誂えたきものは、昨日のように鮮明に記憶あり、どこへまとっていったかも、脳裏に刷り込まれています。
きものは私の心を通り越して、魂へと繋がっていそう!