このブログも再登場です。心奪われる日本画家・上村松園さんの「待月」です。
うちわをもち、月のお出ましを待つている女性のしなやかで美しく上品な姿に、釘づけ。。。

 

 

やわらかい素材の帯でしょうか。角の長い「角出し」に、やさしさを感じました。

上村松園さんは、京都下京に生まれ育ち、明治・大正昭和の時代をご存じの方です。

「角出し」は、関東と関西とは結び方は同じですが、表情に違いが。。。

関東は、 粋
関西は、 やさしさ

そして、「角出し」の角の結ぶ位置にも、理由があるそうです。

歳を重ねた人は、 角は低く
お若い人には、  角は高く

昔の人の、感性や美意識はすばらしいです!!

美しい所作に会いたくなると「日本画」の世界を訪れます。

着物の後ろ姿、背面美に、えもいわれぬ魅力を感じことが、しばしば。。。