今日は、伊那市西箕輪で養蚕農家を50年以上営まれている唐沢ご夫妻が
小学3年生たちを迎えて蚕について、お話されている様子をユーチュブ
から見つけましたので、ご紹介します。
蚕が糸になるまで ~養蚕農家を訪れて~ 朝の学舎(あしたのまなび)
朝4時半にはエサの桑の葉を蚕さんに与え,大変な労力のいるお仕事を
「蚕と対話しながら育てている。そうしないと大きくならない!」
と、優しく温かくお話されていました。。。
今は春蚕 夏蚕 秋蚕そして、以前は晩秋蚕も飼われていたそうです。
最初は、蚕を気味悪がっていた子供たち、
「(触っても)ボツボツできない?」
「できない。」 唐沢さんの声が、
「触ってもいいの?」
そんな会話が、微笑ましい。。。
お蚕さんの感触の良さや可愛さ、桑の葉を食する音など、子供たちは
酔いしれていた! 自家製の繭から糸をとり織って、きものに仕立て
られた美しい布が、素敵でした。
かっては、蚕は「お蚕様」と呼ばれ、農家の貴重な収入源であった。
唐沢さんのお話に一生懸命耳を傾ける子供たちには、「お蚕様」を
忘れないでほしいです。
きもの着付け教室 衣香 糸賀文音