子供の頃から私の心に住んでいる色があります。「橙色(だいだいいろ)、みかん色」 なぜ、惹かれるのかわからなかった・・・。
きものや帯にその色たちが、滞在していると心が躍る。受講生が締めていた帯におすまして顔でいた。 その上短い帯なのに、上手に銀座結びに結ばれていて、目も輝いた!
最近、勝手に理由付けをしてみた!
橙色の日没も大好き、それは母と繋がった。幼い頃よく外遊びをして、夕日が落ちる前の帰宅が約束だった。汚れた足を洗ってもらいながら、おしゃべりをした! 大家族で人の出入りが多く、母は独楽鼠のように動いていた。人の来ない夕方、母とゆっくり話せる時間が、子供心にうれしかったのだ。だから、橙色が母を独占できる合図だったのかもしれないと。
そんなことを思っていたら、奇しくも今日は、母の誕生日! なんだろう???
生きていたら、何本のローソクを立てて、祝ったのだろうか。。。
「地味好きなあなたのきものが似合う歳に、なりましたよ。」
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心穏やかな日でありますように。
衣香(KINUKA) 糸賀文音