ほのぼのとする俳句に出会えた!

「糸電話ほどの小さな春を待つ 」          佐藤鬼房さんの俳句

 

幼少時を振り返ると、一家に一台固定電話があった時代ではなかった!

子供たちは、頼りない細い糸でできた「糸電話」に、戯れていた!

今のように、携帯で長話なんて、想像すらできなかった!

温い春を待ちわびる人たちにとっては、玩具の糸電話は、小さな春を運んで

くれるもののひとつで、心弾ませていたのかもしれません。

文明の利器は少なかったけれど、質素な手作りのおかず・お菓子は、あった!

テレビも携帯電話もなく、元気に外遊び! 会話も多くあった!

まとうものも、夜なべに母が手縫いで、スカートなどを縫ってくれた!

我が家では質素は、当たり前のことでした。。。

昔の主婦は、洗濯機・冷蔵庫・掃除機・電子レンジなどなくても、

大家族を、賢くあやつていた

お盆に兄弟が集った際、子供時代を振り返り、兄がのとまった一言。。。

「当たり前のことと思って、感謝をしなかった!」

 

 

遅ればせながら、天国に住まうであろう両親に、「糸電話」。。。

兄弟一同 「心より感謝しておりま~す!」