なんとなく「腰紐」が気になっていました。 今朝浮かんできたのは、杉田久女さんの句、

「花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ」

花衣は春の季語で、お花見にまとっていく晴れ着です。杉田さんは明治~昭和初期を生きられた方で、日々きものをまとわれていたのではと、勝手に類推しております。女性が自由に生きることが、許されない時代、着付けでご自分を縛り付けている「何本かの腰紐」を、しがらみにたとえられたのでしょう。

 

「花衣」素敵な言葉。今は洋服が主流時代で、お花見用の洋服をまとわれる粋人は、いらっしゃるかな?

 

 

腰紐をかさばらずに保管でき、簡単に解ける方法で、実際にはピンチは使いません。(撮影のため)

腰紐に刺繍をしたり、絵を描いたりして、ちょっと手間を掛けると、特別「うい」ものとなり、手放せなくなります。 やがて、宝物と化すでござる!!