私の中での珠玉の言葉として、「玉響(たまゆら」があります。
勾玉(まがたま、曲玉)は、古代の日本における装身具の一つで、それが触れ合うと微かな音で響き合うことから転じて、「一瞬」「瞬間」、あるいは「かすか」を意味する古語で、「瞬間」「玉揺」とも書きます。
「玉響(たまかざる)昨日の夕べ見しものを 今日の朝に恋ふべきものか」
現代語訳 :
昨夜ほんのつかの間お会いしただけなのに、今朝はこんなにも恋しく思ってよいのでしょうか。
玉響は「万葉集」から生まれた言葉といわれているそうです。
古の言葉は、情感に溢れ、品よく、思いを伝えてくれていますね!
「玉響の恋」「玉響の命」「玉響の光」こんな使い方もあり。
玉響を温(たず)ね、ますます古事(ふるごと)に、心惹かれた。。。