寒がりの私は春が恋しい、もう春衣に心が飛んでおります。

きものは、「ハ」という数字にご縁が、深い!

「きものは八枚で出来ているのですか?」

こんなご質問を頂戴。きものを作る反物は、約13m(1反)の長い長方形の布で、下記のように八等分に裁断します。

・身頃(前後身頃)2枚 ・袖 2枚 ・衽(おくみ)2枚・衿 1枚・掛け衿(共衿)1枚  合計八枚

これらを縫い合わせて、きものに仕立てます。

 

着物には、八つの通気孔が存在します。

・衿 ・左右の袖口 ・左右の身八口 ・左右の振り ・裾 合計八ヶ所

 

八掛(袷のきものの裏に付ける布)

・前後身頃の裏裾 4枚 ・衽の裏 2枚 ・衿先 2枚 合計八枚

 

お蚕さんは頭を八の字に動かしながら糸を引き吐き出す

8は、∞ (無限大) に つながる!

 

 

は、天の神様がこの世にもたらした、特別な生き物とされています。

お蚕さんから生まれる絹は、冬暖かく、夏涼しい、心地よい素材です。

 

神様とお蚕さんに、感謝申し上げます。

また、生産者の方々にも、厚く御礼申し上げます。 でも、養蚕の将来が心配です・・・。