お稽古風景からです。 まだお稽古を始めて日浅の受講生ですが、きもので仕事をという目標があり、頑張っています。

この日のきものも帯も自分の力で。。。 あまり厚みのない結びが希望で、「貝の口」「片ばさみ」「浪人結び(笹むすび)」を、練習致しました。この三つの帯結びの中で、一番難儀していたのは「貝の口」でした。持参した帯が、長尺の沖縄のミンサー織りで、地厚のしっかりした半幅帯で、何度も何度も挑戦していました。古くからある結びは、短めの帯が扱いやすいです。 今風のふんわりした結びは、長めの帯が、たくさんのヒダが作れます。

 

「貝の口」は手先の長さが、ポイント!  写真撮影を、失念!

 

「片ばさみ」 江戸時代の武士が、袴を付けない公務以外の着流しに結んだものだもので。この結びに刀をさすと、もつとお腹が締まります。私はよく男性にほどけずらいこの結びをします!

 

 

 

 

「浪人結び」 片ばさみをアレンジしたもので、俳優の長谷川一夫さんが、舞台で締められたのが最初と、伺ったことがあります。この結びを女性が結んだ時は、「笹結び」と呼んでいました。

 

 

受講生、初めて結んだのですが、形になっていると思います。帰宅時は「片ばさみ」でした。胴に三周巻、絶対にほどけないという、確信が持てたそうです。 怖がらずに、どんどんきものをまとい、帯を締めての外出が、自信つながります。

 

美しさはあくまでも結果。プロセスの段階で、何を学んだか、そして、繰り返し。それが大事に思えます。