今朝は私の好きな「バサラ大名」のお話です。。。
「婆娑羅(バサラ)」とは、日本の中世、主に南北朝時代の社会風潮や文化的流行を表す言葉だそうです。文化的な下克上のようなもので、儀礼的な服装や考え方、日常品のいっさいを排除、華美な服装で遠慮のない振る舞いをする人のことも婆娑羅と呼んだそうです。
婆娑羅の中心にいたのが、佐々木道譽・土肥頼遠・高師直らで、文武両道で派手な服装をまとい、贅を尽くした。「バサラ大名」と呼ばれました。
文化の改革を、まとうものや持ち物で表現!
礼儀に対しては、凄い武士魂を持つ! 戦いに敗れた場合は家を明け渡す前に、綺麗に磨き、香を焚き、釜に湯を沸かし、花も生けた!
次の主さんは準備された湯でお茶を点てた? どんな思いでそれを頂いてのだろうか?
奇抜なお洒落を愛し、深い教養を持つバサラ大名の生き様、南北朝の混乱期にも「美学」が息きづいていたなんて、
「すてきな御大名さま!」
きもの着付け教室 衣香(KINUKA)糸賀文音