心地よくも切れのいい 笹島寿美のきもの学
大柄の花いっぱいの長羽織
大正ロマンに夢二をしのぶ
笹島先生は五月下旬のある集まりで、黒地に蓮の葉模様の紗の長羽織と、出会われた。
長羽織と言えば、鏑木清方の日本画「築地明石町」が、強烈に焼き付いていらっしゃる
そうです。(わぁおー、糸賀も大ファン!)
きものを着ると、精神、気持ち、人柄が表れる‼
裸体は肉体そのものの姿、きもの姿は裸体以上に着る人を映しだす‼!
と、教室などで先生はおしゃっているとか。(怖いでござるよ!)
憧れて長羽織を作られたそうですが、なかなか受け入れられない先生のようです・・・。
蓮の葉模様の長羽織は,竹久夢二の世界を思わせる。
夢二の描くきもの姿には、「女」の優しさと甘え、気だるさが漂っていて、そのままぼんやりと佇んでいたくなる!
一方「築地明石町」の凛とした長羽織の女性には、マリアの像を見るような思いにさせられる!
笹島先生の「人生哲学」に触れさせて頂いた、きもの学でした!!
*アレコレの購読方法は、こちらから
<応援・ポチッとありがとうございます。
皆さまにとって、今日が良い日でありますように。
衣香(KINUKA) 糸賀文音